[プログラミング] configure for Qt Application
Qt や KDE アプリケーションは moc ファイルを使用するため,automake が出力した Makefile.in をそのまま使用してもコンパイルが成功しません.
The Makefile.am Howto に示されている手順に従って Makefile.am を書いたのち,kdesdk パッケージ内の am_edit という Perl スクリプト(私の環境では /usr/kde/3.4/share/apps/kapptemplate/admin/am_edit にありました)を実行する必要があります.例えば,src/Makefile.in を変更するのであれば,次のように入力します.
% /path/to/am_edit --path=/path/to/am_edit src/Makefile.in
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[プログラミング] aclocal と Autoconf Macro Archive
autoconf を実行するために必要な aclocal.m4 を作成するかですが,aclocal を用います.
aclocal は configure.in で参照されているマクロの定義部分を抜き出して aclocal.m4 を生成するためのツールです.
デフォルトのマクロ定義は autoconf に付属しています(/usr/share/aclocal 等にある .m4 ファイルです).しかし,そうでないマクロは,それぞれのパッケージに付属しているか,あるいは Autoconf Macro Archive(Gentoo では sys-devel/autoconf-archive)パッケージに入っています.
このようなパッケージをインストールすると,マクロ定義の入った .m4 ファイルが大量にインストールされます.あとは,この定義を aclocal.m4 に取り込めば,autoconf を実行して configure を生成することができるようになります.
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[プログラミング] autoconf の仕組み
GNU autoconf は,マクロプロセッサ GNU m4 を用いて,configure.in ファイルのマクロを展開してシェルスクリプトを作成するようです.
例えば,configure.in に書いたマクロ "AC_PROG_CC" は,autoconf を実行することで "checking for gcc..." を実行する一連のシェルスクリプトに展開されます.
そのマクロ定義本体は configure.in と共にある aclocal.m4 や acinclude.m4 に入っているわけです.
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